退職教職員のサポートが、学校現場に笑顔(Smile)の風をたくさん(windの複数形:造語)吹き込んでいけることを願い、名付けました。
*クラスサポートは新潟市教育委員会特別支援教育課にお申し込みください
提供会員…サポーターとして活動を支えてくださる皆様 賛助会員…会費でこの活動を支えてくださる皆様
【条件】①学校現場をよく知る退職教職員の方々 ②学校で役立つ専門的なスキル(ピアノ伴奏・PC等)を持った方
① 日時: 12月10:00~11:30 開催予定
② 場所: 市民活動支援センター
(新潟市中央区西堀前通6番町894-1 西堀6番館ビル3F 研修室)
市営西堀地下駐車場をご利用ください。駐車券が出ます。
③ 内容: Smileういんずの活動の具体的な内容、組織や仕組みなどについて説明します。
【条件】子どもの学びの環境や教育現場を応援したい方ならどなたでも!
「教員サポートsmileういんず」の活動は、この賛助会費で運営・維持されています。ぜひ、会費でこの活動を応援してください。
*教員の多忙化に関する情報として、以下にリンクを張りました。ご覧ください。
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12月から、2024年度の新規事業「笑顔で進級!自信アップサポート」を始めます(申込みは11月から)。この事業は、学年末に個々の子どもたちを丁寧に見守ることで、子どもたちが自信をもって進級できるようにサポートすることを目的としています。新潟県労働金庫様の助成事業のため無料で行います。
事業開始に当たり、今までいろいろな広報活動をしてきました。
サポートの打合せで学校に伺った折に管理職の先生に説明させていただいたり、提供会員連絡会でサポーターに趣旨や実施方法を説明したりしました。また、申込み開始が迫る10月18日には、地区別教頭会で説明をさせていただきました。8つの地区会場に事務局員が分かれて伺いました。教頭先生方は熱心に聞いてくださり、各会場から質問が出されました。質問と答えを紹介します。
Q:このサポートは特別支援学級も対象ですか?
A:クラスサポートと同様の内容と考えているので、対象にはしていません。人手が必要な時には、不在サポートに申し込んでください。
Q:給食準備を手伝って欲しいのですが、お願いできますか?
A:午前9時から給食準備前までのサポートを考えています。個別指導を目的としておりますので給食準備のサポートは今回は行いません。また、冬季のため交通事情が悪くなることも考えられます。短い時間のサポートとなりますがご了承ください。
Q:早く申し込んだ順からサポートに入るのですか?
A:そんなことはありません。できるだけ全ての要請に応えたいのですが、助成金の予算の範囲内で行いますので、お応えできないこともあります。
Q:4回が2か月続くと、翌月はサポートが無しになるということはありますか?
A:ありません。しかし、応募が多いと資金が足りるか心配です。
2024年度第1回提供会員連絡会を、6月30日、29名が参加して行いました。今回は、いつもの情報交換の他に、救急救命法のミニ研修も行いました。
水泳授業も始まっています。また、給食中に、ものをつまらせて子どもが亡くなるという痛ましい事件が起こったことも記憶に新しいこの頃です。会員の中から、救命法の講習をやってほしいと言う声があがり、ミニ研修を計画しました。
今回は、 急な計画変更だったのでDVDの鑑賞という形での研修となりました。初めに、「心肺蘇生とAEDの使い方」を見ました。現役のころは、毎年講習を受けていたのですが、ここしばらくは受けていません。心肺蘇生の手順が映し出されると、「ああ、そうだった。」とうなずく会員がたくさんいました。覚えているようでも忘れていたこともあり、再確認するいい機会になりました。心肺蘇生を行うために患者の胸をはだけさせるシーンでは、「タオルや衣服などで身体を覆うなど、患者の尊厳を傷つけないような工夫をすることも大切です」と言うメッセージが流れ、なるほどと思いました。また、新しい型のAEDの紹介もあり、使い方が分かったのでとてもよかったです。
続いて、気道異物の除去、熱中症の応急処置の仕方を見ました。 熱中症にかかった人に、飲み水を与える際にはぬるま湯の方がよいというメッセージに、「ええ?そうなんだ。」という声も聞かれました。
水泳授業が盛んに行われるこの時期に、心肺蘇生の手順を確認できたことは、サポート中に大切なお子さんを預かる私たちにとって大変有意義な時間となりました。
学校多忙化解消への希望が少し見えてきました。うれしい取組を二つ紹介します。
一つ目は、元教員の皆さんの取組です。Smileういんずと同じように、学校に入って先生方のお手伝いをしたいと考えている兵庫県の元教員の方から、問い合わせが数回あり、5月には数人の方で視察に来られました。
「最初の段階ではどのようにして会員を募集されたのですか?」「学校との打合せをするときのマニュアルはどのようなものですか?」「依頼書、報告書やアンケート等文書の見本をいただけますか?」など、質問が具体的です。
私たちは、質問に答えたり、初期のころの規約やモニタリングチラシなどを送付したりしていました。 視察当日には実際の文書やプレゼン等を見ながらSmileういんずの取組を説明しました。熱心にメモを取りながら聞いてくださいました。今年度から学校へのモニタリングを開始するそうです。
二つ目は、新潟市の濁川小学校さんの取組です。濁川小学校学習支援アシスタント(通称:濁小Smileういんず)を2024年度から発足しました。
教員の出張や、研修等に関わって生じるクラスの自習監督や学習支援を、学校の近隣に在住している教職経験者や教員免許所有者にやってもらうという内容です。4月から実施し、好評を得ているそうです。
今後、この取り組みが広がっていくことを願っていますと校長先生はおっしゃっていました。
学校の忙しさを何とか助けたいと考えている人々の輪が広がっていること、そして、活動が具体的になり実行されていること、うれしい限りです。
右のグラフはSmileういんずが過去10年間に行った担当不在サポート校数の推移を表したものです。コロナ禍で、休校やリモート授業などが続いた2020年を除くと年々増えています。学校多忙化の解消はなかなか難しいようです。
昨年、探究授業の一環として教師の過重労働問題を研究している関東の高校生から、自分たちの市周辺には教員をサポートする団体はほとんど見当たらないので、Smileういんずにいくつか質問をしたいというメッセージが届きました。
その中から一つを紹介します。
Q活動を始めるにあたって困難だったことはありますか?
私たちはなぜSmileういんずさんのような取り組みがあまり浸透していないか疑問に
思っています。そのため、何か困難があるものなのかと思いました。取組が全国に広がって行かない原因をどうお考えですか?(一部抜粋)
A
活動を始める時、先行事例を調べましたが全国に例はなく、公教育のただ中に民間団体が入っていくことは簡単ではないと思いました。そこで知り合いを通じて設置者である新潟市教育委員会と話し合いをしました。ボランティアなら、と許可が出ましたが、私たちはサポーターに交通費くらいは払いたいと思っていましたので資金をどう確保するかが大きな問題でした。様々な人と会い、セミナーにも参加し、Smileういんずの仕組みを作りました。活動に賛同してくれる賛助会員から入るお金を活動費の基にして少しずつ活動を広げてきました。学校からお金をもらわないのでサポートに入れば入るほど活動費が足りなくなります。依頼は毎年右肩上がりに増えているので、活動費確保は今も私たちの大きな課題です。
全国に広がらないのはなぜか、とお尋ねの件ですが、私どもの事務局には近隣市町村ばかりでなく全国各地から問い合わせや視察が年に数件あります。その地域にあった方法で少しずつ学校を支援する活動が広がってくれたらと期待しているところです。上述したように、仕組み作りが大変なので、私どものノウハウで役に立つところがあればいつでもお話する用意があります。
サポートが広がらない理由。皆さんはどう考えますか?それにしても、問題を掘り下げて考えている高校生がいることに未来への
希望が湧いてきます。
新潟県労働金庫様が行う「〈ろうきん〉働く人と子どもの明日を応援プロジェクト2024」という取組においてSmileういんずが選ばれ、寄付金をいただけることになりました。
先日、贈呈式が行われ、理事長様から寄付金をいただきました。
寄付金をもとにSmileういんずでは、「笑顔で進級!自信アップサポート事業」を計画しています。学年末に授業の中で個々の子どもを丁寧に見守ることで、子どもたちが学習の理解を深め自信をもって進級できるようにすることを目的に進めていきます。